2015年09月02日
夏休み =雪渓と高熱隧道=
当然、家族はバラバラ。
ということは長期の休みを一人活動できる・・・・

初めてのロング。3泊4日で山に行ってきた。
今回は・・・

北アルプスで一番難しい・・・と勝手に思い込んでいる”剱岳”

を見ながら歩いてきた(笑)。
計画は、
1日目 室堂~剣沢キャンプ場(テント泊)
2日目 剣沢キャンプ場~真砂沢~仙人峠~池ノ平小屋(テント泊)
3日目 池ノ平小屋~仙人温泉~仙人谷ダム~阿曽原温泉小屋(テント泊)
4日目 阿曽原温泉小屋~欅平
山のピークを目指すのではなく、峠を縫って歩く地味~なルート。
自称晴れ男の八兵衛だが、今回ばかりは神通力もむなしく生憎の天気。
1日目は時間に余裕があるので、立山三山を久しぶりに・・・と思ったが、パス
ドキュメンタリーの取材クルーと一緒に雷鳥沢をひたすら黙々と登る。
剱御前小舎から憧れの剣沢の方へ足を向け、今度は下り。
結局この日は剱の頂を拝めずに終了~
まあいいっか。今回のメインは2日目以降なのだ。
やや風が強く、雨もパラパラしてきたので早めにテントに引きこもり寝る。
ふう~6時就寝(笑)。
2日目は朝早起きしてさっそく剱沢雪渓を下る・・・
前日に野営管理事務所横の富山県警の山岳警備隊に注意点を確認することを忘れないように・・・
表にボードで案内もあります。
剱沢雪渓・・・日本3大雪渓のひとつ。他に白馬大雪渓(白馬岳の雪渓)、針ノ木大雪渓(針ノ木岳の雪渓)がある。
白馬大雪渓を上った時は人がめっちゃ多かったが、なんとこの日は熟年ご夫婦の2人だけ
結局すれ違ったのも2人だけだった。
6本歯のアイゼンつけて直線的に下った。
下りは結構不安だったが、思ったより歩きやすい。サクサク行く。
これが平蔵谷
こっちが長次郎谷
”点の記”読んだ人はわかりますね。
ともに上級コース。上部は結構な斜度があるみたい。ガイド付きの方がよさそう。
大きな落石や危なっかしい箇所もあったりしたが、でも白馬よりは落石少なそうだし人少ないし快適快適。
やっぱり雪渓の上はひんやりして気持ちいい。
ガレ場を歩くよりは全然楽だし、雪渓に入る箇所だけ気を付ければ大きな問題はないと思う。
真砂沢ロッジまで2時間半くらいかな。
30分くらい一息ついて小屋のおやじさんと情報交換。ここからが結構厄介らしい。
ホンマだった・・・(-_-;)
沢沿いに歩くのだが、斜めの丸太橋あるし・・・
はしごあるし・・・
ルートもわかりづらくケルン頼りに進む・・・
重いザックが堪えますわ~
この橋の分岐(二俣)からはひたすら登り。
この登りが半端ない。精神的にダメ出しくらわされた。
この登りの2時間半は眺望なし、ただただ登りだけでテンションも上がらないし、人いないし・・・
写真もないし・・・(笑)
この道、”仙人新道”という・・・
秋のシーズン以外、人気がないと聞いていたが理由が分かった。
雪渓は2日目だけだと思っていたが、3日目にもあった
仙人池ヒュッテにある仙人池で水面に映る剱岳を見に行ったが、天気がいまいち。
晴れ男返上します。
この仙人池ヒュッテで登山道の情報聞いててよかった。ここから先は事前情報あった方がいいです。
聞いた情報は、「夏道を、左・右・左ね・・・」

ペンキ印も少ないし、標識もないし・・・
左・右・左・・・って呪文のように唱えながら恐る恐る歩く・・・。
結構危険個所あるから要注意ね。


夏道合流箇所もピンクのビニールテープが3,4本。
ここ結構迷うようです。この先は滝になっててやばい箇所。ふう~


ここは仙人谷ヒュッテから仙人温泉小屋までの下りです。
行かれる方は要注意です。
まあ、多少の危なっかしい箇所もあったが夏の雪渓下りを楽しめた。
次は”高熱隧道”が待ってる~ ワクワク・・・
まだつづく・・・